運命の自転車、tokyobike
こんなのが欲しかった。という言葉が思わず口をついて出るほど、tokyobikeは私の求めていた自転車でした。
はじめて私がtokyobikeと出会ったのはたしか、オーガニック食材なんかを扱う雑貨屋さんに訪れた時。売り場の一部にぽつんと置かれたtokyobikeを見て、ふらっと傍に寄ったことがきっかけでした。
そこに置かれていたtokyobikeは車体が濃いカーキ色で、ユニセックスな印象。
自転車の車体は銀色の無機質なものか、はたまたスポーツバイクのきつい原色しか知らなかつた私にはそのやさしく、どことなくノスタルジックな中間色にとても心惹かれました。
それまで乗っていた自転車といえば、高校~大学の通学で使っていた銀色のママチャリ。それはそれで愛着はあったけれどその自転車に乗っている自分を好きにはなれないでいました。
自転車はあくまで移動の手段、という考えをずっと持っていた私と同じような方がいるのなら
ぜひこの記事を最後まで読んでいってください。
人と共に生きる自転車
自転車ってどういうシーンで乗ることか多いですか?
買い物や通学・通勤、ちょっとそこまで行くときに。遠方まで気持ちよく走りに、なんていろんな用途で乗るんじゃないかな。
そんな人の毎日に溶け込む自電車がtokyobikeだと感じています。
トーキョーバイクはそのネーミングを思いついたときから全てが始まりました。
山を走るのが「マウンテンバイク」なら、東京を走るのが「トーキョーバイク」だと。
はやくなくていい、そんなBISOU26
私が購入したtokyobikeは「tokyobike BISOU(ビズ) 26」。
BISOUとはフランス語でキスという意味を持つ言葉らしく、この名前をつけた人に拍手とキスを送りたくなりました。(名前をつけた人、ありがとう)
私がtokyobikeに求めたのは、誰よりも速く走ることではなく、誰よりも楽しく自転車に乗れることでした。BISOUはどちらかというとスポーツバイクというよりは長く親しんだママチャリに近い形状をしています。フレームはスタッガードフレームといって斜めに下がる形のもの。ハンドルの形状も湾曲しているので、跨ってハンドルに手をかけるとスッと背筋が伸びます。視界が広く、のびのびとした姿勢で走れます。
それだけで、世界が広く感じられる自転車でした。一漕ぎすれば軽い走りだしで、まるで風が頬にやさしいキスをしてくれるよう。初めてBISOUに乗ったとき、どこへでもいけそうでiPhoneだけポケットに入れて、街中をぐるぐると駆け回ってしまいました。
BISOUは7段変速がついているので、坂道も立ちこぎすることなくすいすい走れました。ハイグレードなスポーツバイクは16段とか、20段とか変速ギアがついていますが私には到底使いこなせる気がしなかったので、のんびり走りたい人にはちょうどいいなと思います。
いろんなところがちょうどいい
tokyobikeを購入するとき、私が最初に悩んだのはフレームの形でした。tokyobike 26やtokyobike MONOはまっすぐ横に伸びたフレームが特徴的で、乗った時の姿勢もかっこいい。
tokyobike BISOUやtokyobike CALINは斜めに下がったフレームで乗った時の姿勢もおだやかな感じ。
私はゆったりした姿勢でのんびり街を走りたかったので、斜めに下がったスタッガードフレームのものにしようと決めていました。
その次に変速があるかないか。
変速があるとその分構造が複雑になり、トラブルが起きやすくなります。
それでも坂道を走ったりすることがあるので私は変速付き+スタッガードフレームのBISOUを選びました。
私にとってBISOUはいろんなところがちょうどいい、そんな一台でした。
乗っている自分を好きになる
以前、銀色のママチャリに乗っている私のことを私はかっこいいと思えませんでした。どこにでもある、銀色にぴかぴか光って重たい無機質な自転車のことを、どうにも好きになれなかったのです。(それでもたくさん活躍してくれた愛車ではありました)
今わたしはtokyobikeに乗っている私のことをとても好きになりました。軽い漕ぎ出しですいすいと、どこにでも行ける真っ白な自転車がかわいくてかわいくて仕方ありません。毎日通勤で使うとき、自転車小屋に置かれた愛車のもとへ行く足取りはとても軽く、田舎のさわやかな風をくぐり抜けながら鼻歌なんて口ずさんでいます。
tokyobike、購入のススメ
さて、今年の夏に購入した私のtokyobikeの紹介をさせてください。
”白”にこだわった一台
正規取扱店なら様々なパーツのカスタマイズができます。私は車体もタイヤも白い子にしたかったので、まずタイヤを白く、車体はアイボリーを選びました。タイヤは純正とのタイヤとの差額で1本+3,000円くらい。
BISOUのアイボリーはすこしベージュとグレー落としたような優しい色合い。公式サイトでどの色にしようか悩んでいた時、他ではみないこのアイボリーに心惹かれました。
購入はtokyobike shopまたは正規取扱店で
せっかく買うなら実物をみながらあーだこーだと言いたい派の私。
ですが私の住んでいる福井にはtokyobikeの正規取扱店はなく、お隣の石川県金沢市のせせらぎ通り沿いにある「MODEL-T」さんに足を運びました。
MODEL-Tさんの店内には様々な自転車がずらりと並んでおり、その中でもひときわ目立つtokyobikeコーナー。以前からせせらぎ通りを歩いていてお店の前を通るたび、かわいらしい自転車屋さんだな~と気になっていたので、ようやく来れた…という気持ち。
私は夜目が効かないので夜の運転はしないと決めていたので、ライトは悩みに悩みましたが、
でも暗くなってしまうときがあるかもしれない…と思いUSB充電が可能なライトを取り付けてもらいました。
いろんな人のtokyobikeを参考に
自分の好きなように作れる、と聞くと迷いに迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もすごく迷うたちで、これもいいあれもいいと楽しい悩み期間がありました。こういう悩んでいる時間はなんだかんだいってとても楽しいですよね。
tokyobikeの購入にあたり、参考にした方がいらっしゃいます。
広島にあるtokyobike取扱店、popgrumpyの小井土さんという方です。
YouTubeに動画でtokyobikeの特徴や購入シミュレーションなどをわかりやすく説明してくれているので、もし購入したいけどどんな色・モデルにしようか悩んでいる方がいればご覧になってみてくださいね。
また、Instagramでもtokyobikeはもちろんのこと、自転車に乗る際にあるとすごく便利なアイテムを紹介してくれています。こちらもぜひチェックしてみてください。
また、tokyobikeの公式サイトでもカスタマイズに関して詳しい記事があがっていたりもします。写真付きでわかりやすく説明してくださっているので、こちらもぜひ目を通してみてください。
もっとtokyobikeを楽しめるアイテム
そのままでも十分便利でかわいいtokyobikeですが、おしゃれなオプションパーツがいろいろあったりします。私もいくつか使っているのでそちらもご紹介しますね。
チェーンガード
変速付きの自転車で、かつスカートやワイドパンツを履きながら乗るならチェーンガードは必須なのかなと思い購入しました。ふわふわした服を着て乗っているときに、裾が巻き込まれて事故や怪我に繋がる可能性もあるので…。チェーンガードはチェーンの周りをしっかり覆うものから、表面だけを覆うシンプルなものなどいろいろあります。
無垢のタモ材を使ったウッドチェーンガード
チェーンガードはつけたいけど、せっかくのtokyobikeの雰囲気を壊さないナチュラルなものを探していたところ、こちらの木製チェーンガードを見つけました。
家具屋さんが作っているものらしく、優しく流れる木目と控えめな金具がたまらなくかわいらしいチェーンガードです。私のtokyobikeはフレームとタイヤの白、ハンドルとサドルの茶色と2色で構成されているので
このチェーンガードがプラスされてよりかわいらしい自転車になりました。
無駄のないシンプルなアルミチェーンガード
こちらのチェーンガードはチェーンの周りをしっかりと覆ってくれるタイプ。余計な装飾が一切ないミニマルさがたまりませんね。どのフレームカラーにも相性のいいチェーンガードだと思います。
ボトルケージ
ちょっと遠出をするときなど、大きなリュックを背負うと肩や腰に負荷がかかります。荷物はなるべく少なくしたいところですが、暑い時期やそうでなくともペットボトルや水筒などの水分は持ち歩きたいと思っていました。
ボトルケージを取り付けておけば特に荷物を気にすることなく快適にサイクリングを楽しめます。
一口にボトルケージといっても、自転車のフレームにネジで固定するタイプやハンドル部分に巻き付けるタイプなどいろいろなタイプのものがあります。おすすめのものをいくつかご紹介します。
tokyobikeになじむ、ボトルケージ
私が購入したのはこちらのボトルケージ。とてもシンプルな見た目で、ボトルが当たる場所にだけ皮が縫い付けられています。水筒やペットボトルのホールド力はすごくあるわけではないので、入れるボトルの素材によってはガタガタと音が鳴るかもしれません。
シンプルなものがお好きなら
こちらはハンドルに巻き付けて使うタイプ、タンブラーがぴったりかな。
必要ないときは外してすっきりできるので、たまに使いたいくらいの人にはこちらのほうがおすすめかも。
タンブラー/水筒
サイクリングを楽しむとき、水分補給は必須。
軽くて使いやすいタンブラーといえば「KINTO」がおすすめです。
私も使っているこちらのタンブラーは見た目もシンプルで、飲みやすく洗いやすい、ほんとうに文句のつけどころがない優秀なタンブラーです。ただ自転車のボトルケージに入れて走ると金属が当たってカタカタなることもあるかも。
サイクリング以外にもタンブラーを持ち歩くことがある方にはすごくおすすめです。
がっつりサイクリングに使いたい!という方は金属ではなく、樹脂製のこちらがおすすめ。
保温・保冷はあまりないですが、激しい運動をした際に冷たすぎる飲み物を一気に飲むのは体にとって負担だったりするので、長距離を走ったりする方にはこちらのほうがおすすめかも。
想いのたけをつづっていたら、思いのほかボリューミーな記事になってしまいました。またオプションパーツやアクセサリなどは別の記事にまとめてみようと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。少しでもtokyobikeに興味を持ってくれたらうれしいです。
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